
WooCommerce商品の一覧表示やテーブル作成を行うプラグイン「Product Table and List Builder for WooCommerce Lite」において、セキュリティ上の問題が確認されました。影響を受けるのは、バージョン 4.6.2 までのすべてのバージョンです。
本脆弱性を悪用された場合、認証されていない第三者によって、データベースの情報が不正に取得される可能性があります。
対策として、バージョン 4.6.3 以降への更新を推奨します。
脆弱性詳細
本脆弱性は、プラグインが提供する商品検索機能において、検索キーワードをデータベースへの問い合わせ処理に組み込む際の安全処理が不十分であったことに起因します。
その結果、攻撃者が検索欄に細工した値を入力することで、本来実行されるべきでない不正なデータベース操作が実行される可能性がある状況となっていました。
想定される被害
この脆弱性が悪用された場合、以下のような被害が想定されます。
データベース情報の漏洩
- ユーザー情報(メールアドレス、パスワードハッシュなど)が抜き取られる可能性
- 非公開の投稿内容やサイトの設定情報が漏洩する可能性
これらの情報に限らず、同じデータベースに保存されている他の情報にもアクセスされる可能性があります。
被害発生の条件
- 攻撃者がサイトにアクセス可能な状態であれば、ログインや管理者の操作に関わらず攻撃が可能
- 本プラグインの商品検索機能が公開ページで使用されている場合に対象
(ログインしていない状態でも悪用される恐れがあります)
技術的な詳細
本脆弱性の原因は、商品検索処理のプログラムコードにおいて、WordPressが提供する安全なパラメータ化関数($wpdb->prepare())が使用されていなかった点にあります。
コード上では、一部のエスケープ処理(検索用の特殊文字の無害化)は行われていましたが、SQLの構文を制御する文字(シングルクォートなど)に対する無害化は行われていませんでした。そのため、検索キーワードに特殊な文字列を含めることで、SQLクエリの構造自体を改変できる状態でした。
この問題は、フレーズ検索(LIKE一致)およびキーワード検索(完全一致・部分一致)の計3箇所に存在していました。
対策版(4.6.3)では、該当する3箇所すべてで $wpdb->prepare() によるパラメータ化が実装されています。
脆弱性の種類
推奨対応事項
該当バージョンのプラグインをご利用の場合、以下の対応を強く推奨します。
- プラグインの更新
- 速やかに、プラグインを対策バージョン(4.6.3 以降)へ更新してください。
- 被害確認
- WordPress管理画面の「ユーザー」メニューより、
身に覚えのないユーザーが追加されていないか確認してください。 - サーバーのアクセスログを確認できる環境の場合は、検索機能に対して特殊文字を含む不自然なリクエストが送信されていないか、またレスポンスに極端な遅延が発生したリクエストがないかも確認してください。
- ログの確認が難しい場合は、下記(3)の対応をご検討ください。
- WordPress管理画面の「ユーザー」メニューより、
- 不審な兆候が確認された場合
- データベース内のユーザー情報が漏洩した可能性を考慮し、管理者をはじめとする重要な権限を持つユーザーのパスワード変更を検討してください。
- 状況に応じて、WordPressの専門家への相談を推奨します。
影響を受けるバージョン
Product Table and List Builder for WooCommerce Lite 4.6.2 までのバージョン
脆弱性情報 (CVE-ID)
CVE-2026-2232
(公開日 2026年2月19日 更新日 2026年2月19日)
脆弱性の深刻度 (CVSS v3)
基本値: 7.5 (重要) [Wordfence]
脆弱性脅威度(EPSS)
-
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