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イベントカレンダーを作成・表示するプラグイン「My Calendar – Accessible Event Manager」において、セキュリティ上の問題が確認されました。影響を受けるのは、バージョン 3.8.7 までのすべてのバージョンです。

本脆弱性を悪用された場合、ログインしていない第三者によって、サイトに最初に作成された管理者アカウントのパスワードやメールアドレスを書き換えられ、アカウントを乗っ取られる可能性があります。

対策として、バージョン 3.8.8 以降への更新を推奨します。

本脆弱性は、カレンダーを表示するページに存在し、誰でも閲覧できるこのページを通じて攻撃が行われます。

プラグインを有効化すると、カレンダー表示用のページ(初期設定では「/my-calendar/」)が自動で公開されます。そのため、カレンダーを自分で設置していないサイトも対象となります。

攻撃が成功した場合、以下のような被害が想定されます。

  • 管理者アカウントの乗っ取り:サイト構築時に最初に作成された管理者アカウント(ユーザーID「1」)のパスワードやメールアドレスが、攻撃者の指定した値に書き換えられる
  • サイトの不正操作:乗っ取られた管理者アカウントによる、設定変更やコンテンツの改ざん

被害発生の条件

  • My Calendarを有効化しており、カレンダーを表示するページが公開されている(自動作成されたページを含む)
  • 攻撃者のログインや、管理者の操作は不要
  • 書き換えの対象は、ユーザーID「1」のアカウントに限られる

本脆弱性は、次の3つの問題が組み合わさって成立します。

URLに付けた値が、ページ内にそのまま書き出されていた

カレンダーの日付切り替えや検索欄では、ページのURLに付いた値(検索語など)をページ内に書き出していました。このとき、ショートコード(WordPressで特定の機能を呼び出すための [ ] で囲んだ記述)に使われる記号が無効化されていませんでした。

カレンダー全体がショートコードとして処理されていた

プラグインは、組み立て終わったカレンダーの表示内容をまとめてショートコードとして処理していました。そのため、URLに仕込まれたショートコードも、サイト管理者が設置したショートコードと同じように実行されていました。

ナビゲーション設定に、任意の機能名を指定できた

カレンダーのショートコードには、上下に表示するナビゲーション(前月・次月ボタンなど)を指定する項目があります。この項目に用意された名前以外が指定されると、プラグインはその名前の機能(WordPressやPHPの関数)をそのまま実行する作りになっていました。実行してよい機能の制限も、権限の確認もありませんでした。

これらの結果、外部から指定した機能をサイト上で実行させられる状態になっていました。

悪用の大まかな流れ

  • カレンダーを表示しているページを狙う
  • URLに細工したショートコードを含め、ユーザー情報を更新する機能を呼び出させる
  • 同時に送信した値で、管理者アカウントのパスワードやメールアドレスが書き換えられる

(模倣防止のため詳細は伏せています)

対策版での修正

バージョン 3.8.8 では、次の修正が行われました。

  • ナビゲーション設定で、用意された項目以外の機能を実行しないようにした
  • ページに書き出す値や検索語から、ショートコードとして解釈される記号を無効化・除去するようにした

該当バージョンのプラグインをご利用の場合、以下の対応を推奨します。

  1. プラグインの更新
    • 速やかに、プラグインを対策バージョン(3.8.8 以降)へ更新してください。
    • すぐに更新できない場合は、更新までの間、プラグインを停止してください。
  2. 被害確認
    • WordPress管理画面の「ユーザー」一覧で、最初に作成した管理者アカウントのメールアドレスが変更されていないか確認してください。管理者が急にログインできなくなった場合は、パスワードが書き換えられた可能性があります。
    • Webサーバーのアクセスログで、カレンダーのページへのリクエストを確認してください。通常のカレンダー操作では、URLに my_calendar という文字列は含まれません。この文字列が含まれている場合は、攻撃が試みられた可能性があります。なお、記号が変換されて %5Bmy_calendar のような形で記録されていることもあります。
  3. セキュリティ対策の強化(任意)
    • WAF(Web Application Firewall:不正な通信を検知・遮断する仕組み)を導入していれば、URLにショートコードを含むような不正なリクエストの遮断に有効です。ただし、WAFですべての攻撃を確実に防げるわけではないため、根本的な対策となるプラグインの更新を優先してください。

⇒ 不審な変更が確認された場合は、該当アカウントのパスワードとメールアドレスを再設定したうえで、WordPressの専門家への相談を推奨します。

My Calendar – Accessible Event Manager 3.8.7 までのバージョン

(旧系統の対策版として 3.4.25、3.5.22、3.6.18、3.7.18 も公開されています)

CVE-2026-104798
(公開日 2026年10月16日 更新日 2026年10月16日)

基本値: 9.8 (緊急)   [Wordfence]

CVE-2026-104798 悪用確率 0.89% (上位41%) 2026年10月16日時点 

(今後30日以内に悪用される確率 )

ソフトウェア脆弱性情報の著作権に関する注意事項

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My Calendar プラグインをご利用中のお客様には、対策バージョンへの更新状況および推奨対応事項について、順次メールにてご案内しております。

WordPress プラグイン My Calendar – Accessible Event Manager 情報 (2026年10月18日 取得)

最新版 バージョン 3.8.8
対象 WordPress バージョン 6.5 またはそれ以降
検証済み最新バージョン : 7.1.3
有効インストール数 20,000+
関連 ページ プラグインページ ホームページ

本記事は、対象プラグインの公開ソースコードおよびバージョン間の差分を解析し、その結果に基づいて作成しています。
解析および文章作成の過程では生成AIを利用し、内容は当社の担当者が確認したうえで公開しています。