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WordPressでオンラインコースやeLearning機能を提供するプラグイン「Tutor LMS – eLearning and online course solution」において、セキュリティ上の問題が確認されました。影響を受けるのは、バージョン 3.9.7 までのすべてのバージョンです。

本脆弱性を悪用された場合、ログインしていない第三者によって、サイト利用者の請求先情報(氏名・メールアドレス・電話番号・住所)が意図せず書き換えられる可能性があります。

対策として、バージョン 3.9.8 以降への更新を推奨します。

本脆弱性は、未完了の注文に対して支払いを再実行する処理において、リクエストを送信してきた人物が正当な本人であるかを確認する仕組みが実装されていなかったことに起因します。
その結果、外部の第三者が注文IDを指定したリクエストを送信するだけで、その注文の持ち主に登録された請求先情報を上書きできる状態となっていました。また、この処理に対する不正アクセスを防ぐために本来機能すべき安全確認用のコード(nonce)が、ログインしていない状態でも閲覧できる公開ページ上に埋め込まれていたため、認証なしで攻撃が可能な状況となっていました。

この脆弱性が悪用された場合、以下のような被害が想定されます。

請求先情報の書き換え

  • サイトに「未完了の手動支払い注文」が存在するユーザーの請求先情報(氏名・メールアドレス・電話番号・住所)が、攻撃者の指定した内容に書き換えられる可能性があります。

被害発生の条件

  • 対象のサイトで「手動支払い」方式の未完了注文が存在すること

本脆弱性は、未完了注文の支払いを処理する関数において、以下の2点が欠落していたことが原因です。

  • リクエスト送信者がログインしているかの確認
  • 取得した注文データの所有者と、リクエストを送信したユーザーが一致するかの確認

本来、この処理は注文の本人のみが実行できるものですが、これらの確認がなかったため、第三者が別のユーザーの注文IDを指定したリクエストを送信した場合でも、その注文に紐づくユーザーの請求先情報が書き換えられる処理が実行されていました。
修正版では、ログイン状態の確認と、注文の所有者とリクエスト送信者が一致する場合にのみ処理が進むよう改められています。

該当バージョンのプラグインをご利用の場合、以下の対応を強く推奨します。

  1. プラグインの更新
    • 速やかに、プラグインを対策バージョン(3.9.8 以降)へ更新してください。
  2. 被害確認
    • WordPress管理画面より「Tutor LMS」→「Orders(注文管理)」を開き、支払い状態が「未払い(Unpaid)」かつ支払い方法が「手動(Manual)」となっている注文を確認してください。
    • 該当する注文が存在する場合、その注文に紐づくユーザーの請求先情報(氏名・メールアドレス・電話番号・住所)に見覚えのない変更がないかを確認してください。
    • 不審な変更が確認された場合は、該当ユーザーに連絡のうえ、正しい情報へ修正してください。
  3. 追加のセキュリティ対策
    • WAF(Web Application Firewall)を導入している場合は、不審なPOSTリクエストの検知・遮断に一定の効果があります。未導入の場合は、導入を検討してください。

⇒ 不審な変更が多数確認された場合や、対応に不安がある場合はWordPressの専門家への相談を推奨します。

Tutor LMS – eLearning and online course solution 3.9.7 までのバージョン

CVE-2026-3360
(公開日 2026年4月10日 更新日 2026年4月10日)

基本値: 7.5 (高)   [Wordfence]

CVE-2026-3360 悪用確率 0.10% (上位72%) 2026年4月11日時点 

今後30日以内に悪用される確率 )

ソフトウェア脆弱性情報の著作権に関する注意事項

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Tutor LMS プラグインをご利用中のお客様には、対策バージョンへの更新状況および推奨対応事項について、順次メールにてご案内しております。

WordPress プラグイン Tutor LMS – eLearning and online course solution 情報 (2026年4月12日 取得)

最新版 バージョン 3.9.8
対象 WordPress バージョン 5.3 またはそれ以降
検証済み最新バージョン : 6.9.4
有効インストール数 100,000+
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