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WordPressのパフォーマンス最適化プラグイン「Perfmatters」において、セキュリティ上の問題が確認されました。影響を受けるのは、バージョン 2.5.9.1 までのすべてのバージョンです。

本脆弱性を悪用された場合、サイトに登録されている低権限ユーザー(購読者レベル以上)によって、サーバー上の任意のファイルが削除される可能性があります。最悪の場合、WordPressの設定ファイルが削除されることで、サイト全体が乗っ取られるおそれがあります。

対策として、バージョン 2.6.0 以降への更新を推奨します。

本脆弱性は、コードスニペット(プログラムの断片)を削除する処理において、操作者の権限確認やファイル名の安全性確認が実装されていなかったことに起因します。その結果、購読者レベルの低権限ユーザーが細工したリクエストを送信することで、本来削除できないはずのサーバー上の任意のファイルを削除できる状態となっていました。

この脆弱性が悪用された場合、以下のような被害が想定されます。

  • プラグインが管理するコードスニペットファイルが不正に削除される
  • WordPressの動作に必要なファイルが削除され、サイトが正常に表示されなくなる
  • WordPressの設定情報が記録されている wp-config.php が削除された場合、WordPressが初期セットアップ状態に戻り、攻撃者がデータベースへの接続情報を設定し直すことで、サイト全体を乗っ取られるおそれがあります

被害発生の条件

以下の条件が成立した場合に、被害が発生する可能性があります。

  • 攻撃者がWordPressにアカウントを持っており、購読者(subscriber)以上の権限でログインできる状態である
  • 攻撃者が細工したリクエストをサーバーへ直接送信する

管理者の操作は不要であり、攻撃者が単独でこの操作を完結できる点に注意が必要です。

本脆弱性は、コードスニペットを削除する action_handler() という処理において、削除対象のファイル名を指定するパラメータが一切検証されずにそのまま使用されていた点が原因です。

本来であれば、操作者が管理者権限を持つかどうかの確認、リクエストの正当性を確かめる安全確認コード(nonce)の検証、ファイル名に ../(上位ディレクトリへの移動を示す記号)などの危険な文字列が含まれていないかの確認、がそれぞれ必要でしたが、これらがすべて欠落していました。

その結果、攻撃者はファイル名の指定にディレクトリ移動の記号を組み込むことで、スニペット保存用ディレクトリの外に存在するファイルを削除対象に指定することが可能な状態となっていました。

該当バージョンのプラグインをご利用の場合、以下の対応を強く推奨します。

  1. プラグインの更新
    • 速やかに、プラグインを対策バージョン(2.6.0 以降)へ更新してください。
  2. 被害の確認
    • FTPクライアントまたはサーバーのファイルマネージャーで、WordPressインストールディレクトリの直下を開き、wp-config.php が存在するか確認してください。このファイルが存在しない場合は、削除被害を受けた可能性があります。
    • サーバーのアクセスログ内に delete または action2=delete を含むリクエストが記録されていないか確認してください。該当するリクエストが見つかった場合は、URLパラメータの値に ../ が含まれていないか確認してください。これが含まれている場合、ディレクトリ外のファイルへの削除が試みられた可能性があります。
    • WordPressの管理画面「ユーザー」メニューで、身に覚えのない管理者アカウントが追加されていないか確認してください。wp-config.php が削除された場合、攻撃者がサイトの再セットアップを行い、管理者アカウントを新規作成するおそれがあります。
  3. 追加のセキュリティ対策
    • WAF(Web Application Firewall)の導入は、../ を含む不正なリクエストを遮断するのに有効です。プラグインの更新が完了するまでの暫定対策としても活用できます。

⇒ wp-config.php の消失や不審なアカウントが確認された場合は、WordPressの専門家などへの相談を推奨します。

Perfmatters 2.5.9.1 までのバージョン

CVE-2026-4350  / RESERVED(2026年4月3日 時点)

基本値: 8.1 (高)   [Wordfence]

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