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WordPressでフォーム作成・管理を行うプラグイン「Ninja Forms」において、セキュリティ上の問題が確認されました。影響を受けるのは、バージョン 3.14.0 までのすべてのバージョンです。

本脆弱性を悪用された場合、認証されていない第三者によって、サイト内部の非公開データが取得される可能性があります。

対策として、バージョン 3.14.1 以降への更新を推奨します。

本脆弱性は、フォームの「リピーターフィールド」(繰り返し入力欄)に入力された値を処理する際、本来はサイト管理者が設定したテンプレートにのみ適用されるべき内部変数の展開処理が、ユーザーが送信したデータに対しても実行されていたことに起因します。

Ninja Formsには「マージタグ」と呼ばれる仕組みがあり、メール通知の本文や送信完了メッセージなどに特定の記法を埋め込むことで、投稿に紐づく情報を自動的に挿入できます。この仕組みが、リピーターフィールドから送信された値にも適用されていました。
そのため、攻撃者がマージタグの記法をフォーム入力欄に含めて送信するだけで、サーバー側で内部データが展開され、攻撃者に返却される状態となっていました。

この脆弱性が悪用された場合、以下のような被害が想定されます。

投稿メタデータの漏洩

  • 投稿やページに紐づく非公開の付加情報(メタデータ)が、第三者に取得される可能性
  • メタデータには、プラグインやテーマが保存する設定値、ECサイトの顧客情報(請求先メールアドレスなど)、APIキーやトークンといった機密情報が含まれている場合があります

被害発生の条件

  • サイト上にリピーターフィールドを含むNinja Formsのフォームが公開されている
  • 攻撃者がそのフォームにアクセスできる

ログインや特別な権限は不要であり、フォームに対してデータを送信できれば攻撃が成立します。

本脆弱性は、リピーターフィールドの値を処理するメソッドにおいて、ユーザーが送信した入力値に対してマージタグ展開フィルタを適用していた点が原因です。

このフィルタは、入力値に含まれるマージタグ構文を検出し、対応するWordPressの投稿メタデータを取得して、マージタグ部分を実際の値に置き換える処理を行います。

本来この展開処理は、管理者が設定するメールテンプレートや計算式などの内部テンプレートに限定して適用されるべきものでした。しかし、リピーターフィールドのサブフィールド値にも同処理が適用されていたため、未認証のユーザーがフォーム送信のリクエスト(内部処理名:nf_ajax_submit)を通じて、任意のメタデータキーを指定して情報を取得できる状態でした。

対策版(3.14.1)では、リピーターフィールドの値に対するマージタグ展開処理が無効化されています。

該当バージョンのプラグインをご利用の場合、以下の対応を強く推奨します。

  1. プラグインの更新
    • 速やかに、プラグインを対策バージョン(3.14.1 以降)へ更新してください。
  2. 被害確認
    • WordPress管理画面の「Ninja Forms」メニュー内の送信履歴(Submissions)より、
      リピーターフィールドの送信値に {post_meta:{user_meta: のようなマージタグ構文が含まれる送信がないか確認してください。
    • 該当する送信が見つかった場合、投稿メタデータに保存されている機密情報(APIキー、トークン、顧客情報など)が漏洩した可能性があるため、対象データの変更やキーの再発行を検討してください。
  3. 追加のセキュリティ対策
    • 投稿メタデータにAPIキーやトークンなどの機密情報を保存している場合は、念のためキーの再生成やローテーションを実施してください。

⇒不審な送信が確認された場合は、WordPressの専門家などへの相談を推奨します。

Ninja Forms 3.14.0 までのバージョン

CVE-2026-2268
(公開日 2026年2月10日 更新日 2026年2月10日)

基本値: 7.5 (重要)  [Wordfence]

CVE-2026-2268 悪用確率 0.06% (上位82%) 2026年2月12日時点 

今後30日以内に悪用される確率 )

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対策バージョンへの更新状況および推奨対応事項について、順次メールにてご案内しております。

WordPress プラグイン Ninja Forms 情報 (2026年2月13日 取得)

最新版 バージョン 3.14.1
対象 WordPress バージョン 6.7 またはそれ以降
検証済み最新バージョン : 6.9.1
有効インストール数 600,000+
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