
WordPressでポップアップやメール購読フォームなどのマーケティング機能を提供するプラグイン「Hustle – Email Marketing, Lead Generation, Optins, Popups」において、セキュリティ上の問題が確認されました。影響を受けるのは、バージョン 7.8.9.2 までのすべてのバージョンです。
本脆弱性を悪用された場合、Hustleプラグインの操作権限を付与されたユーザーによって、サーバー上に任意のファイルをアップロードされ、不正なプログラムが実行される可能性があります。
対策として、バージョン 7.8.9.3 以降への更新を推奨します。
脆弱性詳細
本脆弱性は、モジュール設定をインポートする機能において、アップロードされるファイルの種類を検証する処理が無効化されていたことに起因します。
その結果、本来はJSON形式の設定ファイルのみを受け付けるべき処理で、PHPファイルなどの実行可能なファイルもアップロードできる状態となっていました。
想定される被害
この脆弱性が悪用された場合、以下のような被害が想定されます。
サーバーへの不正アクセス
- 攻撃者が不正なPHPファイルをアップロードし、サーバー上で実行させる
- これにより、サイトのデータベースへの不正アクセスやサイト改ざんが行われる可能性がある
被害発生の条件
以下の条件がすべて揃った場合に、被害が発生する可能性があります。
- 攻撃者がサイトにユーザー登録している
- 管理者が攻撃者のアカウントに対して、Hustleプラグインの操作権限(モジュール作成・編集権限)を付与している
WordPressの初期設定では、一般ユーザー(購読者レベル)にはHustleの操作権限は付与されていないため、デフォルト状態のサイトでは攻撃の対象となりません。
技術的な詳細
本脆弱性は、モジュールのインポート処理を行う関数において、以下の2点が原因です。
1. 新規モジュール作成時の権限チェック漏れ
インポート処理で新規モジュールを作成する際、プログラムの判定処理の誤りにより、本来必要な権限確認がスキップされていました。
2. ファイル種類の検証無効化
アップロードされたファイルの種類(MIMEタイプ)を検証するオプションが無効に設定されており、任意のファイルを受け入れる状態でした。
対策版では、権限チェックの判定条件が修正され、ファイル種類の検証が有効化されました。また、JSONファイルのみを許可する制限が追加されています。
脆弱性の種類
推奨対応事項
該当バージョンのプラグインをご利用の場合、以下の対応を強く推奨します。
- プラグインの更新
- 速やかに、プラグインを対策バージョン(7.8.9.3 以降)へ更新してください。
- 被害確認
- WordPressのアップロードディレクトリ(通常は
wp-content/uploads/)に、
身に覚えのない.phpファイルが存在しないか確認してください。 - WordPress管理画面の「ユーザー」メニューより、
意図しない管理者権限を持つユーザーが存在しないか確認してください。 - 不審なファイルやユーザーが確認された場合は、該当ファイルの削除およびユーザーの修正・削除を行ってください。
- WordPressのアップロードディレクトリ(通常は
- 権限設定の見直し
- Hustleプラグインの権限設定を確認し、不要なユーザーにモジュール作成・編集権限が付与されていないか見直してください。
⇒不審なファイルやアカウントが確認された場合は、WordPressの専門家などへの相談を推奨します。
影響を受けるバージョン
Hustle – Email Marketing, Lead Generation, Optins, Popups 7.8.9.2 までのバージョン
脆弱性情報 (CVE-ID)
CVE-2026-0911
(公開日 2026年1月24日 更新日 2026年1月26日)
脆弱性の深刻度 (CVSS v3)
基本値: 7.5 (重要) [Wordfence]
脆弱性脅威度(EPSS)
CVE-2026-0911 悪用確率 0.08% (上位77%) 2026年1月31日時点
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