
WordPressでメール認証やOTPログイン機能を提供するプラグイン「User Verification」のバージョン 2.0.39 までのすべてのバージョンで、重大なセキュリティ脆弱性が発見されました。
この脆弱性により、攻撃者がメールアドレスまたはユーザー名を知っているだけで、OTP(ワンタイムパスワード)を取得することなく、管理者を含む任意のユーザーとしてログインできる可能性があります。
現時点で修正パッチは提供されていないため、プラグインの利用停止を強く推奨します。
想定される事象
想定される被害
この脆弱性により、以下のような被害が想定されます。
- 不正ログインによるアカウント乗っ取り
- メール認証済みのユーザーアカウントに、本人以外がログインできる
- 管理者アカウントへの不正ログインにより、サイト全体が制御される
- ログイン後、サイト内のすべての情報にアクセス可能となる
- 被害発生の条件
- プラグインでメールOTPログイン機能が有効化されている
- 標的ユーザーのメールアドレスまたはユーザー名が判明している
- 設定により、メール認証済みユーザーのみが対象となる場合と全ユーザーが対象となる場合がある
技術的な詳細
この脆弱性は、OTP検証処理における前提条件の確認不足に起因します。
- OTP存在確認の欠如
- ログイン処理で、OTPが正しく生成されているかを確認していない
- OTPが未生成の状態でも、空の値同士を比較することで検証を通過してしまう
- これにより、OTPを取得せずにログインが完了する
- 処理フローの問題
- 通常の想定:ユーザーがOTP送信を要求→OTPが生成・保存される→生成されたOTPを入力してログイン
- 脆弱な実装:OTP送信をスキップ→OTP未生成のまま空値で検証→検証通過→ログイン成功
脆弱性の種類
推奨対応事項
該当プラグインをご利用の場合、以下の対応を強く推奨します。
- プラグインの利用停止(最優先)
- 現時点で修正パッチが提供されていないため、プラグインを無効化または削除してください
- 代替プラグインへの移行を検討してください
- 被害確認
- WordPress管理画面「ユーザー」→「ユーザー一覧」から、不審なユーザーアカウントや予期しない権限変更がないか確認
- 以下の点を重点的にチェック:身に覚えのない管理者アカウント、最近ログインした形跡のある不審なアカウント、権限が変更されているアカウント
- 可能であれば、Webサーバーのアクセスログで不審なアクセスを確認(
/wp-json/へのPOSTリクエスト、steps=2を含むリクエスト、短時間に繰り返されるログイン試行)
- パスワード変更
- 全管理者アカウントのパスワードを変更
- 特に重要なアカウントは、別の認証方法(二要素認証プラグインなど)の導入を検討
⇒不審なアクセスやアカウントが確認された場合は、WordPressセキュリティの専門家への相談をお勧めします。
影響を受けるバージョン
User Verification 2.0.39 までのバージョン
脆弱性情報 (CVE-ID)
CVE-2025-12374
(公開日 2025年12月5日 更新日 2025年12月5日)
脆弱性の深刻度 (CVSS v3)
基本値: 9.8 (緊急) [Wordfence]
脆弱性脅威度(EPSS)
CVE-2025-12374 悪用確率 0.42% (上位38%) 2026年1月6日時点
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