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WordPressサイトのアクセス解析機能を提供するプラグイン「Independent Analytics – WordPress Analytics Plugin」において、セキュリティ上の問題が確認されました。影響を受けるのは、バージョン 2.15.0 までのすべてのバージョンです。

本脆弱性を悪用された場合、ログインしていない第三者が細工したURLでサイトにアクセスするだけで不正なスクリプトを解析データとして保存でき、管理者がアクセス解析レポートを開いた際に、そのブラウザ上でスクリプトが実行される可能性があります。

対策として、バージョン 2.15.1 以降への更新を推奨します。

本脆弱性は、存在しないページへのアクセス(いわゆる404ページ)を記録する機能と、記録したURLを管理画面のレポートに表示する処理に起因します。
攻撃者は、細工したURLでサイトにアクセスするだけで、その内容を解析データとして保存させることができました。
保存された内容は、管理画面のアクセス解析レポートにある「URL」欄に表示されます。この欄は初期設定で表示される項目のため、管理者が通常どおりレポートを開いた際に影響を受ける状態でした。

この脆弱性が悪用された場合、以下のような被害が想定されます。

管理者への攻撃(蓄積型XSS)

  • 管理者がアクセス解析レポートを開いた時点で、攻撃者が用意したスクリプトが管理者のブラウザ上で実行される
  • スクリプトは管理者としてログインした状態のブラウザ上で動作するため、管理画面上で行える操作が本人の意図と関係なく行われる可能性がある

被害発生の条件

以下の条件が重なった場合に、被害が発生する可能性があります。

  • 攻撃者がサイトにアクセスできる状態であること(ログインは不要です)
  • 管理者が、プラグインのアクセス解析レポートを閲覧すること

レポートを開いた後、クリックなどの追加操作は必要ありません

本脆弱性は、記録したURLを画面に表示する際の処理順序の誤りが原因です。

プラグインは表示の前に、記号などを無害化する処理(エスケープ処理)を行っていました。しかし、その直後に「URLの符号化を元に戻す処理」を実行していました。
無害化の対象となる記号は符号化された表記(「%」から始まる表記)のまま残るため、この処理によって元の記号へ戻され、無害化が打ち消される状態になっていました。

あわせて、表示の直前には、表示を許可するタグや属性を絞り込む処理が行われていましたが、その許可範囲が広く、画像を表示するためのタグや「data-」で始まる属性が残る設定でした。
このプラグインの管理画面は、これらの属性を目印にして画面の動作を制御する仕組みを採用しているため、攻撃者が用意した要素がその仕組みに接続され、スクリプトが動作する状態となっていました。

なお、解析データの受け付け窓口は、ログインしていない訪問者の閲覧も記録できるよう、認証を必要としない設計になっています。リクエストが正当なものかを確かめるための値も使われていましたが、この値はページのHTMLに含まれており、ページのソースを表示すれば誰でも取得できる状態でした。

対策版では、記録の時点で問題となる記号を含むURLを保存しないようにしたうえで、表示処理の順序を修正し、表示を許可する範囲も必要最小限に見直されています。

該当バージョンのプラグインをご利用の場合、以下の対応を強く推奨します。

  1. プラグインの更新
    • 速やかに、プラグインを対策バージョン(2.15.1 以降)へ更新してください。
  2. 被害確認(更新を適用してから実施してください)
    • 更新後、WordPress管理画面のアクセス解析レポートを開き、「ページタイプ」欄が「404」となっている行について、「URL」欄に通常のページアドレスとは異なる文字列(タグのような記述)が含まれていないか確認してください。
      ※更新前にこの画面を開くと、その時点でスクリプトが実行される可能性があります。必ず更新後に確認してください。
    • サーバーのアクセスログを参照できる場合は、応答コードが404のリクエストのうち、URLに「%3C」または「%3E」(それぞれ「<」「>」を符号化した表記)を含むものがないか検索してください。
      該当が見つかった場合、その日時以降に管理者がレポートを閲覧したかどうかが、影響の有無を判断する材料になります。
  3. セキュリティ対策の強化
    • WAF(Web Application Firewall:不正な通信を検知・遮断する仕組み)を導入していれば、XSSを狙うリクエストの遮断に有効です。
      ただし、WAFですべての攻撃を確実に防げるわけではないため、根本的な対策となるプラグインの更新を優先してください。

⇒不審な記録や、管理者が行った覚えのない設定変更などが確認された場合は、WordPressの専門家などへの相談を推奨します。

Independent Analytics – WordPress Analytics Plugin 2.15.0 までのバージョン

CVE-2026-17506
(公開日 2026年8月5日 更新日 2026年8月5日)

基本値: 7.2 (重大)   [Wordfence]

CVE-2026-17506 悪用確率 0.23% (上位86%) 2026年8月12日時点 

今後30日以内に悪用される確率 )

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Independent Analytics プラグインをご利用中のお客様には、対策バージョンへの更新状況および推奨対応事項について、順次メールにてご案内しております。

WordPress プラグイン Independent Analytics 情報 (2026年8月14日 取得)

最新版 バージョン 2.15.4
対象 WordPress バージョン 5.9 またはそれ以降
検証済み最新バージョン : 7.0.4
有効インストール数 100,000+
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