
WordPressでドラッグ&ドロップによりお問い合わせフォーム等を作成できるプラグイン「NEX-Forms – Ultimate Forms Plugin for WordPress」において、セキュリティ上の問題が確認されました。影響を受けるのは、バージョン 9.2.2 までのすべてのバージョンです。
本脆弱性を悪用された場合、ログインしていない第三者がフォーム送信を通じて不正なプログラムをサイト内に保存し、その内容を表示したページの閲覧者のブラウザ上で実行される可能性があります。
対策として、バージョン 9.2.3 以降への更新を推奨します。
脆弱性詳細
このプラグインでは、フォームに送信された内容を保存・表示する処理に不備がありました。そのため、ログインしていない第三者が不正なプログラム(スクリプト)を含むデータを送信すると、それがサイト内に保存され、その内容を表示したページを閲覧した人のブラウザ上で実行される状態になっていました。
想定される被害
この脆弱性が悪用された場合、以下のような被害が想定されます。
保存された不正なプログラムの実行
- 攻撃者がフォームを通じて送り込んだプログラムがサイト内に保存され、その内容を含むページを閲覧した人のブラウザ上で実行される
- これにより、閲覧者のブラウザ上で意図しない動作が行われる可能性
被害発生の条件
以下の条件が重なった場合に、被害が発生する可能性があります。
- 攻撃者が、フォーム送信の仕組みを通じて不正なプログラムを含むデータを送信する(ログインしていない状態でも送信が可能)
- そのデータを含むページを、閲覧者が表示する
技術的な詳細
本脆弱性には、2つの原因があります。ひとつは、送信データを保存する際、特定の形式で送られた場合に無害化の処理が働かず、不正なプログラムを含む値がそのまま保存されたこと。もうひとつは、保存内容を画面に表示する際のフィルタが、動作のきっかけとなるHTML属性や外部ページを読み込むタグなど、プログラムの実行につながる記述を許可していたことです。
対策版では、送信の形式によらず保存時の無害化が適用され、表示時のフィルタからも危険な属性・タグが除外されています。
脆弱性の種類
推奨対応事項
該当バージョンのプラグインをご利用の場合、以下の対応を強く推奨します。
- プラグインの更新
- 速やかに、プラグインを対策バージョン(9.2.3 以降)へ更新してください。
- 保存データの確認(更新後に実施してください)
- NEX-Forms の回答データ(エントリー)一覧を開き、本来入るはずのないHTMLやプログラムを含む不審な回答が保存されていないか確認してください。
- 確認の目印として、回答内容に
<script、<iframe、onclick、onerror、onchangeといった文字列が含まれていないかをご確認ください。 - 不審な回答が見つかった場合は、該当データを削除してください。
※更新前に不審な回答を表示すると、その時点でプログラムが実行される恐れがあります。確認は必ず更新後に行ってください。
- セキュリティ対策の強化(任意)
- WAF(Web Application Firewall:不正な通信を検知・遮断する仕組み)を導入していれば、XSSを狙うリクエストの遮断に有効です。ただし、WAFですべての攻撃を確実に防げるわけではないため、根本的な対策となるプラグインの更新を優先してください。
⇒不審な回答データや意図しない挙動が確認された場合は、WordPressの専門家などへの相談を推奨します。
影響を受けるバージョン
NEX-Forms – Ultimate Forms Plugin for WordPress 9.2.2 までのバージョン
脆弱性情報 (CVE-ID)
CVE-2026-13040
(公開日 2026年7月3日 更新日 2026年7月3日)
脆弱性の深刻度 (CVSS v3)
基本値: 7.2 (重要) [Wordfence]
脆弱性脅威度(EPSS)
CVE-2026-13040 悪用確率 0.30% (上位78%) 2026年7月4日時点
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