
WordPressでElementorを拡張するフォーム機能等を提供するプラグイン「Unlimited Elements for Elementor」において、セキュリティ上の問題が確認されました。影響を受けるのは、バージョン 2.0.5 までのすべてのバージョンです。
本脆弱性を悪用された場合、悪意ある第三者がフォームの入力欄に不正なスクリプトを入力して送信することで、サイト管理者のブラウザ上で不正なスクリプトが実行される可能性があります。
対策として、バージョン 2.0.6 以降への更新を推奨します。
脆弱性詳細
本脆弱性は、フォームへの入力データを受け取る処理において、入力データに対するサニタイズ(入力値を無害化)処理が行われていなかったことに起因します。
フォームの入力欄に不正なスクリプトを入力して送信すると、その内容がそのままデータベースへ保存されてしまう状態となっていました。保存されたスクリプトは、管理者が管理画面でフォームの送信履歴を閲覧した際に、管理者のブラウザ上で実行される可能性があります。
想定される被害
この脆弱性が悪用された場合、以下のような被害が想定されます。
管理者への攻撃(蓄積型XSS)
- 攻撃者がフォームを通じて送信したスクリプトがサイト内に保存され、管理者が管理画面でフォームの送信履歴を表示した際にブラウザ上で実行されてしまう
- これにより、管理者のセッション情報(Cookie)が盗まれ、管理者アカウントへの不正アクセスにつながる可能性があります
被害発生の条件
以下の条件が重なった場合に、被害が発生します。
- 攻撃者が、フォームの入力欄に不正なスクリプトを入力して送信(ログイン不要)
- 管理者が、プラグインの管理画面(フォーム送信履歴)を閲覧
技術的な詳細
具体的には、ファイルアップロード以外のすべてのフィールド値をデータベースへ保存する前処理において、サニタイズ(入力値を無害化)処理が実施されていませんでした。
そのため、テキスト入力欄などに入力された不正なスクリプトが、そのままデータベースへ保存される状態となっていました。
対策版では、各フィールド値の保存前に入力値を無害化する処理が追加されています。
脆弱性の種類
推奨対応事項
該当バージョンのプラグインをご利用の場合、以下の対応を強く推奨します。
- プラグインの更新
- 速やかに、プラグインを対策バージョン(2.0.6 以降)へ更新してください。
- 被害確認
- プラグインの更新完了後に、WordPress管理画面の「Unlimited Elements」フォーム送信履歴を開き、身に覚えのない内容や不審な文字列を含む送信データが存在しないか確認してください。
- 更新前に送信履歴を確認すると、その時点でスクリプトが実行されるリスクがあるため、必ず更新後に行ってください。
- 不審な送信データが確認された場合は、該当エントリを削除してください。
- 追加のセキュリティ対策
- 管理者アカウントのパスワードおよびセッションを確認し、不審なアクセスがないかチェックしてください。
⇒ 心当たりのない管理者アカウントや設定変更が確認された場合は、WordPressの専門家などへの相談を推奨します。
影響を受けるバージョン
Unlimited Elements for Elementor 2.0.5 までのバージョン
脆弱性情報 (CVE-ID)
CVE-2026-2724 / RESERVED(2026年3月10日 時点)
脆弱性の深刻度 (CVSS v3)
基本値: 7.2 (高) [Wordfence]
脆弱性脅威度(EPSS)
-
ソフトウェア脆弱性情報の著作権に関する注意事項
This record contains material that is subject to copyright.
Copyright 2012-2024 Defiant Inc.
License: Defiant hereby grants you a perpetual, worldwide, non-exclusive, no-charge, royalty-free, irrevocable copyright license to reproduce, prepare derivative works of, publicly display, publicly perform, sublicense, and distribute this software vulnerability information. Any copy of the software vulnerability information you make for such purposes is authorized provided that you include a hyperlink to this vulnerability record and reproduce Defiant’s copyright designation and this license in any such copy. Read more.
Copyright 1999-2024 The MITRE Corporation
License: CVE Usage: MITRE hereby grants you a perpetual, worldwide, non-exclusive, no-charge, royalty-free, irrevocable copyright license to reproduce, prepare derivative works of, publicly display, publicly perform, sublicense, and distribute Common Vulnerabilities and Exposures (CVE®). Any copy you make for such purposes is authorized provided that you reproduce MITRE’s copyright designation and this license in any such copy. Read more.
「WordPressセキュリティ保守」をご利用のお客様へ

WordPress
Unlimited Elements for Elementor プラグインをご利用中のお客様には、
対策バージョンへの更新状況および推奨対応事項について、順次メールにてご案内しております。



