WordPressサイトの自動化機能を提供するプラグイン「SureTriggers: All-in-One Automation Platform」のバージョン1.0.78以前のすべてのバージョンで、重大なセキュリティ脆弱性が発見されました。
この脆弱性により、悪意のある第三者が認証をバイパスして管理者アカウントを不正に作成できる可能性があります。特に、プラグインがインストールされアクティブ化されているものの、APIキーが設定されていない状態では、攻撃者が容易に管理者権限を取得できる危険性があります。この重大な脆弱性のため、直ちに最新バージョンへの更新を強く推奨します。
想定される事象
| 想定される被害 | この脆弱性により、以下のような深刻な被害が想定されます ・管理者アカウントの不正作成による完全なサイト乗っ取り ・REST APIを介した不正なデータアクセスや操作 ・サイト全体のコンテンツ改ざんやマルウェア感染 ・機密情報の漏洩 |
|---|---|
| 技術的な詳細 | この脆弱性は、以下の問題に起因します (1) 認証機能における秘密鍵（secret_key）の検証不備 ・空の値チェックが実装されていない ・入力値の型チェックが不十分 ・Bearerトークン抽出後の値検証が欠如 (2) 安全でない文字列比較方法の使用 ・通常の文字列比較演算子（!==）を使用しており、タイミング攻撃に脆弱 ・定時間比較関数（hash_equals()）が未使用 |
| 脆弱性の種類 | CWE-697 不適切な比較 |
| 推奨対応事項 | 該当バージョンのプラグインをご利用の場合、以下の対応を強く推奨します (1) 緊急の対策 ・プラグインを対策バージョン（1.0.79以降）に直ちに更新 ・APIキーが正しく設定されていることを確認 (2) 被害確認 ・WordPressユーザー一覧の確認 - 不審な管理者アカウントの有無 - 最近追加されたユーザーアカウントの確認 ・REST APIへのアクセスログの確認 - 「st_authorization」ヘッダーを含むリクエストの調査 - 不審なAPIアクセスパターンの確認 ・サイト全体の改ざんチェック (3) 追加のセキュリティ対策 ・サイト全体のバックアップ ・管理者アカウントのパスワード変更 ・セキュリティプラグインの導入検討 ⇒不審な動作や変更が見つかった場合は、専門家への相談を推奨します。 |
| 影響を受けるバージョン | SureTriggers 1.0.78 を含む、それ以前のバージョン |
| 脆弱性情報 (CVE-ID / 公開日) | CVE-2025-3102 / 2025/04/10 |
| 脆弱性の深刻度 (CVSS v3) | 基本値: 8.1 (重大) [Wordfence] |
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WordPress プラグイン SureTriggers 情報
| 最新版 バージョン | 1.0.80 |
|---|---|
| 対象 WordPress バージョン | 5.4 またはそれ以降 検証済み最新バージョン :6.7.2 |
| 有効インストール数 | 100,000+ |
| プラグイン ページ | OttoKit: All-in-One Automation Platform (Formerly SureTriggers) – WordPress プラグイン | WordPress.org 日本語 |
