WordPressプラグイン 「GiveWP – Donation Plugin and Fundraising Platform」 バージョン 3.16.1 (2024/09/10 リリース) 以前に、深刻なセキュリティ脆弱性が発見されました。この脆弱性は、信頼できないデータの取り込み(CWE-502)に起因し、悪意のある第三者が任意のPHPコードをサイト上で実行してしまう恐れがあります。現在、このプラグインの有効インストール数は10万以上であり、影響範囲が非常に広いと考えられます。
至急、対策バージョン 3.16.2(2024/09/25 リリース) 以降に更新してください。
想定される事象
想定される被害 | この脆弱性(信頼できないデータの取り込み(CWE-502))を悪用されると、以下のような深刻な被害が発生する可能性があります。 (1)権限のない攻撃者による不正処理実行 悪意のある第三者が、WordPress管理サイトへの権限がなくとも、 サイトに任意のPHPコードを組み込み、実行できてしまう。 (2)情報セキュリティの侵害の恐れ ・WordPressサイトの乗っ取り(管理者権限の奪取) ・機密情報の盗難(寄付者の個人情報などの漏えい) ・他のシステムへの攻撃や、マルウェアの配布に利用されてしまう(被害者から加害者へ) ※侵害の恐れ例は、発見された脆弱性種別に対する一般的な説明です。 |
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重要な推奨事項 | 該当バージョンのGiveWPプラグインをご利用の場合、既に被害にあっている可能性があるため、以下の点検を行うことをお勧めします。 (1)寄付記録の確認 ・不自然な金額や不審な寄付者情報がないか確認 (2)アカウントの確認 ・既存のアカウントに正常にログインできるか確認 ・見覚えのない新しいアカウントが作成されていないか確認 (3)ウェブサイトの外観と機能 ・サイトの見た目や機能に予期せぬ変更がないか確認 (4)管理画面の確認 ・WordPress管理画面に不審な変更や見覚えの無い設定がないか確認 ⇒上記の確認で不審な点が見つかった場合やより詳細な点検(ログやデータベースの分析など)を希望する場合、は、専門家へのご相談をお勧めします。 |
影響を受けるバージョン | GiveWP 3.16.1 (2024/09/10 リリース)を含む、それ以前のバージョン |
脆弱性情報 (CVE-ID / 公開日) | CVE-2024-8353 / 2024/09/28 |
脆弱性の深刻度 (CVSS v3) | 基本値: 10.0 (深刻) [Wordfence] |
参考
GiveWP – Donation Plugin and Fundraising Platform <= 3.16.1 – Unauthenticated PHP Object Injection
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WordPress プラグイン GiveWP 情報 (2024年9月28日 14時点)
最新版 バージョン | 3.16.2(2024/09/25 リリース) |
対象 WordPress バージョン | 6.4またはそれ以降 検証済み最新バージョン : 6.6.2 |
有効インストール数 | 100,000+ |
プラグイン ページ | GiveWP – 寄付プラグインと資金集めのプラットフォーム – WordPress プラグイン | WordPress.org 日本語 |
開発者 ページ | The Events Calendar | Calendar and tickets for WordPress |