TrustBrain

WooCommerceでPayPal決済機能を提供するプラグイン「WooCommerce PayPal Payments」において、セキュリティ上の問題が確認されました。影響を受けるのは、バージョン 4.0.1 までのすべてのバージョンです。

本脆弱性を悪用された場合、ログインしていない第三者によって、サイト上の他の購入者がPayPalに登録した個人情報(氏名・メールアドレス・配送先住所)が取得されるおそれがあります。また、他の購入者の注文に対してPayPal決済情報が不正に書き込まれる可能性もあります。

対策として、バージョン 4.0.2 以降への更新を推奨します。

本脆弱性は、PayPal決済処理を行う2か所の機能において、リクエストを送ってきた相手が正当なアクセス権を持つかどうかの確認が実装されていなかったことに起因します。

この脆弱性が悪用された場合、以下のような被害が想定されます。

購入者の個人情報の漏洩

  • 氏名・メールアドレス・配送先住所(PayPal決済時に登録された情報)

注文データへの不正な書き込み

  • 他の購入者の注文への、PayPal決済情報の不正な書き込み

被害発生の条件

攻撃者がサイトにアクセスできる状態であれば、管理者・ユーザーの操作に関わらず、ログインなしで攻撃を実行できます

(やや専門的な内容です)

PayPal決済に関わる以下の2つの機能に、それぞれアクセス権の確認が欠落していました。

①「今すぐ支払い」処理における注文の所有者確認の欠如

支払い処理を受け付ける機能は、送信された注文IDに対して、リクエストを送った人物がその注文の正当な購入者かどうかを確認していませんでした。そのため、他の購入者の注文IDを指定するだけで、その注文を対象としたPayPal決済を開始し、PayPal側で発行された決済番号などを取得できました。

②PayPal決済情報の取得における本人確認の欠如

PayPal決済の詳細を返す機能は、リクエスト元がその決済の正規の作成者かどうかを検証していませんでした。そのため、①で取得した決済番号を使うと、その決済に含まれる購入者の個人情報を取得できる状態でした。

攻撃者は①②を順番に実行することで、他の購入者の個人情報を取得することが可能でした。

該当バージョンのプラグインをご利用の場合、以下の対応を強く推奨します。

  1. プラグインの更新
    • 速やかに、プラグインを対策バージョン(4.0.2 以降)へ更新してください。
  2. 被害の確認
    • 更新後、WordPressの管理画面から「WooCommerce」→「注文」を開き、PayPal決済で処理された注文を確認します。
    • 各注文の詳細画面で、記録されているPayPalのメールアドレスが、注文を行った購入者本人のメールアドレスと一致しているかどうかを確認してください。

⇒ 一致しない注文や、心当たりのないPayPal関連の記録が見つかった場合は、WordPressの専門家などへの相談を推奨します。

WooCommerce PayPal Payments 4.0.1 までのバージョン

CVE-2026-9284
(公開日 2026年5月23日 更新日 2026年5月26日)

基本値: 8.2 (高)   [Wordfence]

CVE-2026-9284 悪用確率 0.35% (上位74%) 2026年6月16日時点 

今後30日以内に悪用される確率 )

ソフトウェア脆弱性情報の著作権に関する注意事項

This record contains material that is subject to copyright.

Copyright 2012-2024 Defiant Inc.

License: Defiant hereby grants you a perpetual, worldwide, non-exclusive, no-charge, royalty-free, irrevocable copyright license to reproduce, prepare derivative works of, publicly display, publicly perform, sublicense, and distribute this software vulnerability information. Any copy of the software vulnerability information you make for such purposes is authorized provided that you include a hyperlink to this vulnerability record and reproduce Defiant’s copyright designation and this license in any such copy. Read more.

Copyright 1999-2024 The MITRE Corporation

License: CVE Usage: MITRE hereby grants you a perpetual, worldwide, non-exclusive, no-charge, royalty-free, irrevocable copyright license to reproduce, prepare derivative works of, publicly display, publicly perform, sublicense, and distribute Common Vulnerabilities and Exposures (CVE®). Any copy you make for such purposes is authorized provided that you reproduce MITRE’s copyright designation and this license in any such copy. Read more.

「Support」、「Technical」、「Customer」、「Service」の文字 と 技術的なWordPress顧客サポート

WordPress運用保守

さらに詳しく

WooCommerce PayPal Payments プラグインをご利用中のお客様には、対策バージョンへの更新状況および推奨対応事項について、順次メールにてご案内しております。

WordPress プラグイン WooCommerce PayPal Payments 情報 (2026年6月17日 取得)

最新版 バージョン 4.0.4
対象 WordPress バージョン 6.5 またはそれ以降
検証済み最新バージョン : 7.0
有効インストール数 800,000+
関連 ページ プラグインページホームページ