
WordPressで予約受付機能を提供するプラグイン「Easy Appointments」において、セキュリティ上の問題が確認されました。影響を受けるのは、バージョン 3.12.21 までのすべてのバージョンです。
本脆弱性を悪用された場合、認証されていない第三者によって、サイトに登録されている予約情報が外部から取得される可能性があります。
対策として、バージョン 3.12.22 以降への更新を推奨します。
脆弱性詳細
本脆弱性は、予約情報を取得するためのREST API(※外部からデータをやり取りする窓口)に、本来必要なアクセス制限が設けられていなかったことに起因します。
その結果、ログインしていない第三者からのリクエストであっても、予約情報が外部に返される状況となっていました。
想定される被害
この脆弱性が悪用された場合、以下のような被害が想定されます。
予約情報の漏洩
- サイトに登録されている予約データが、第三者に閲覧・取得される可能性
- 対象となる予約に含まれる氏名・連絡先などの個人情報が外部に流出する可能性
被害発生の条件
攻撃者がサイトのURLを把握していれば、管理者や利用者の操作に関わらず攻撃が可能です。(ログインや管理者の特別な操作は必要としません)
技術的な詳細
本脆弱性は、予約情報を返すREST APIに対して、アクセス権限を確認する処理がまったく設定されていなかった点が原因です。
本来この種のAPIには、「誰からのリクエストかを確認する仕組み」や「管理者権限を持つ利用者のみ許可する仕組み」を設ける必要がありますが、当該APIでは実質的に「すべてのリクエストを無条件で許可する」状態となっていました。
そのため、外部の第三者がAPIに直接リクエストを送ることで、予約情報の一覧を取得できる状況となっていました。
対策版では、リクエストの正当性を確認する処理と、管理者権限を持つ利用者のみを許可するチェックが新たに追加されています。
脆弱性の種類
推奨対応事項
該当バージョンのプラグインをご利用の場合、以下の対応を強く推奨します。
- プラグインの更新
- 速やかに、プラグインを対策バージョン(3.12.22 以降)へ更新してください。
- 被害確認
- Webサーバーのアクセスログにおいて、脆弱性のあるAPIパス
/wp-json/wp/v2/eablocks/ea_appointments
への不審なアクセス(心当たりのないIPアドレスからのアクセスなど)が発生していないかを確認してください。 - 短時間に同一IPから繰り返しアクセスされている記録がある場合、予約情報が取得された可能性があります。
- 予約情報の取得が疑われる場合は、対象の予約利用者への注意喚起(身に覚えのないメール・電話への警戒など)をご検討ください。
- Webサーバーのアクセスログにおいて、脆弱性のあるAPIパス
- 追加のセキュリティ対策
- WAF(Web Application Firewall:不正なリクエストを遮断する仕組み)を導入している場合、不審なAPIアクセスの検知設定を有効にすることをご検討ください。
⇒アクセスログ上で不審なアクセスが確認された場合は、WordPressの専門家などへの相談を推奨します。
影響を受けるバージョン
Easy Appointments 3.12.21 までのバージョン
脆弱性情報 (CVE-ID)
CVE-2026-2262
(公開日 2026年4月17日 更新日 2026年4月20日)
脆弱性の深刻度 (CVSS v3)
基本値: 7.5 (重要) [Wordfence]
脆弱性脅威度(EPSS)
CVE-2026-2262 悪用確率 29.11% (上位3%) 2026年5月13日時点
ソフトウェア脆弱性情報の著作権に関する注意事項
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